2018年3月16日　車を手に入れた

2020/08/17 20:42

2月中旬～3月初旬は釣り、バイト以外にも結構時間を取られることがあって。

車探しだった。

はっきり言ってチャリンコで出来る事なんて本当に限られてて、早く車で次のステップに踏み出したい気持ちが強かった。

潤沢な資金があった訳でも無いから、極力そこまで高く無くて、尚且つトラブルが少なそうな物をネットで毎日見漁った。

いくつか候補があったけど、実物見に行くと既に問題を抱えてる車ばっかりでうんざりした。

最終的に決まったのはトヨタのヴィッツ（向こうではechoと言う名前）だった。

その時点で約20万キロ走ってるボロでも＄3000と日本で考えたらあり得ん高さなんだけど向こうでは割とおかしくない金額で、僕の残高はぐっと寂しくなった。

おまけに車検は通してある事を条件に買ったのに故障個所があり、それを持ち主に伝え話が違うと抗議すると「お前が壊したんだ」と逆切れされ・・・。

てめぇふざけんなぶっ〇すぞと言いたいところだったけど、こんなとこで揉めても何も残らんと言う事で黙って引き下がり泣く泣く余計な出費を許す事になった。

・・・いいさ、絶対この分は釣りで取り返す。

僕は早速行きたい所リストをGoogleＭＡＰで探しながら一纏めにした。

車の登録も全て済んだ翌日、仕事もあったので比較的近場のポイントから攻めてみる事にした。

9年前にも自転車で汗だくになりながら1度だけ来たビーチだった。

あの時は夜中何も見えない中でやってて（当時の僕は夜釣りでライトを一切使わない人間だった）よく分からず終わった所。

しかも翌日学校行ったら、「あそこ夜ゲイに襲われるからやめた方が良いＹＯ」と言われその後二度と立ち寄らなかった。

18の頃、46歳のゲイのおっさんと一つ屋根の下で暮らした事があり、普通に襲われかけた自分としては絶対に避けたいポイントだった。

そんな話は置いといてだ。

まぁ今は車あるし、ゲイより魚の方が気になるから迷いなく車を走らせた。

当時はいつ着くのかわからないくらい遠かった記憶があるが、車だとあっという間に着いてしまう。

まだ日の出まで時間があるので、少しゆっくり準備を進め、それでも時間が余ったので暗い中サーフへと向かった。

若干ゲイに警戒心を抱きながらキャストを開始すると、いきなりでかいターポンが連発する‼

1本は波打ち際でフックアウト、もう一本はルアー丸呑みでラインブレイク・・・

たまたまかもしれないけど、やっぱり少し街を離れると反応が段違いだ！

最早ゲイの事など頭から消えた僕は、夢中でキャストを繰り返した。

徐々に空が薄明るくなり始め、時合いなのか水面が所々ザワツキはじめる。

と同時に突如現れる無数の蚊。

こっちのは日本で蚊に集られるレベルと全く異なり、多すぎて蚊の合唱が聞こえるレベルで集まってくる。

最近あまり蚊の被害にあってなかった僕は油断して虫よけを持ってきていなかった。

何をどうしても気が狂いそうな位刺されるので、少し急ぎ足で目当てのポイントまで向かった。

どうせ日が昇れば蚊は殆ど居なくなる・・・。

耐え難い痒みを堪えながら、時合いを無駄にしまいとキャストを続けた。

メタルバイブでサーチしていたけどイマイチ反応が無く、VJ-16にチェンジしてみる。

日本では物凄い信頼しているVJも、オーストラリアではそこまで有効だとは思えず。

まぁでも気分転換に・・・と投げ始めてすぐに強烈な引ったくりバイトが！

フルキャストして巻きはじめ直ぐ掛かり、ＰＥ0.8号だった事もあり、そこから更に100ｍは沖にノンストップで走られる。

下糸が見えてきてそろそろヤバいなぁ・・・と言う頃に魚が止まった。

なんだろう、たぶんこの引き͡コガネシマアジだろうな。

姿は見えずとも感じた事のある引きで大方の予想はついた。

距離を詰めては走られを繰り返しやっと魚の姿が見えた。

やっぱり、コガネシマアジだ！

しかも良いサイズ！

VJの針がめちゃくちゃに曲がってるのが見えるが、しっかり両方とも掛かってるので安心して尻尾を掴みランディング。

（ライトタックルでこいつ掛けたら腕パンパンなる）

（同じサイズならＧＴより引くと僕は思う笑）

最高じゃないかゲイのビーチ‼

オーストラリア車デビュー初釣行は中々幸先の良いものとなった。

その後チビメッキを追加し、完全に日が昇ったので終了。

当たり前の事だが、やっぱ車で行くと疲労感が全然違うぜ。

いつもは、もう行き帰りの道のりだけでほぼ虫の息だったもんなぁ・・・。

文明に感謝しながらルンルンと帰宅し、バイトまで少し仮眠を取る。

よし、明日朝もちょっとここでやってみよう！

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