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2020/02/04 16:02
昨日あまり早起きしても意味が無い事を悟ったので、今日は6時まで寝てからのスタート。
正直この日は1番目立った出来事も無く、記憶が薄いのでこれから書く内容の順序が合ってるかも怪しい。
まぁ大体合ってりゃそれでいい。
タックルは基本ボートに積みっぱなしなので、サクッと朝食だけ頂き準備を進める。

(毎朝大体こんな感じ、この揚げパンみたいなのが美味しい日と美味しくない日のムラがすごい)
ガイドのローレンスは比較的マイペースに動くが、特に準備にモタつくと言った感じは無い。
それでも早く出発したい気持ちを抑えきれず、ロッジ前で適当にルアーを動かしてみる。
ボルデ96(釣り具の山陽オリカラ)を適当にちょんちょんしてると小さいピーコックにひったくられる。

(なんか特に何も無いロッジ前で釣れてくれると妙に嬉しく感じてしまうのは僕だけだろうか?)
とりあえずボウズは逃れたぜ!とかレベルの低い事を言ってみる。
さて、今日も出発だ‼
結論から言うと、この日はローレンスに全くやる気を感じられなかった笑
でもそれはうちだけに限らず、もう一組のピラルク行けなかったチームにも言えるようだった。
向こうは適当な木陰にボート停められ、ガイドは寝てるのを見たのでまだローレンスはマシだったと信じよう。
今日はピライーバ含めナマズを主に狙おうと提案され、まぁ単純にデカい魚は見たいので快諾した。
上流に向け走り、ちょこちょことルアーで餌の確保。
この時になると、中途半端なサイズのピーコックは殆ど写真にも撮らなくなってしまっていた。
今思えば贅沢だったなと笑
確か1か所目は不発で、2か所目に入った時だったかな?
大きい岩がゴツゴツと水面から突き出し、水深も流れも効いてるいかにもなポイントでローレンスは船をとめた。
何が釣れる?と聞くと、ピライーバ含め色んなナマズが釣れるよと。
まぁでも大体どのポイントでも彼はそう言うんだけどね笑
個人的にロケーションが凄く良いと感じたので、期待を持って仕掛けを落とした。
待っている間は、少しルアーで遊んでみる。
急流にキャストしても何も反応が無い中で、足元のボトムを攻めてた山ちゃんがクビ(淡水イシモチ)をかけた!
もう既に僕たちの中でレア感が消えていたこの魚。
特にわくわくした気持ちは無くとも、やはり何かしら魚の引きを感じたい僕も同じ釣りに切り替えた。
比較的すぐに反応があり、案の定クビがヒットした!(やはり写真を撮っていない笑)
ローレンスはクビだけは目の色変えてキープしたがる。
そんな好きかよ笑
そんなこんな遊んでいると、突然僕のブッコミタックルのリールからクリック音が聞こえる!
慌ててロッドを手に持ち、少しラインを送ってあげる・・・。
断続的に出ていくラインを見て、そんなに大きく無い事はわかったが、やはり何が食っているか予測がつかないのは餌釣りの醍醐味だろう。
ローレンスが合わせろと合図を出すのでフルパワーでフッキングをかます!
と同時に寄ってくる魚・・・やっぱ小さい笑
とは言え昨日釣ったタイガーショベルノーズよりもずっと良い引きで、たまにラインが岩に擦れる感覚も伝わり楽しい。
なんの緊張感もなかったけど。
ローレンスは「Lau...maybe (ピライーバかもね」と呟くも、思わず「やとしたらむちゃくちゃ小さいで!」と日本語で突っ込んでしまうくらいの手応え。
しかしリーダーが見え、チラリと魚体を見た瞬間かなりテンションが上がった‼
見てみたかったジャウーだ‼
いやまぁジャウーにしてはめっちゃくちゃ小さいけども、小さいレッドテールの色違いかと勘違いしそうなくらいだけども‼笑
グリップで掴んだ瞬間思わず笑みが零れる。

(遠近法を活用するのは得意だ)

(こっちのがサイズ感わかるかい?いやまぁ日本で見るナマズなんかに比べたらバケモンみたいかも知れんけどさ)

(まぁmx‐∞でやっちゃったらそりゃ一瞬で勝負つくよね)
全然入水するレベルじゃないんだけど、何となくそんな気分だったから山ちゃんに撮影をお願いした。
このポイントは中々良いんじゃないか?って次の投入を楽しみにしたんだけど、ローレンスは僕たちに移動を促した。
今思えば、もうちょっとやりたいって伝えるべきだったのかもしれないけど、この時はガイドに従うのが絶対近道だって信じてたから笑
少し後ろ髪を引かれながらも、ボートは次なるポイントへ走り出した。
この移動の間に何かしたような気もするんだけど、忘れたからもういい。
ポイントらしき場所につくなり、仕掛けを落とせと指示が入る。
そこは特にストラクチャーも何も無い本流のゆったりした場所で、仕掛けを沈めるとボートは近くの砂浜へ乗り上げた。
餌釣りの待ちの時間がそんなに好きでは無い僕たちは、竿を置いて思い思いにルアーをキャストし始める。
ポイントは広すぎるから、スピニングタックルに持ち替えメタルバイブで広く探るとすぐに良い反応が!
ジャンプ1発でバレたのは中々良いサイズのビックーダだった。
空かさず次をと思っていると山ちゃんの置き竿からクリック音が響く!
ただ、糸の出方的にピラニアっぽく、まぁどうせ乗らんでしょと山ちゃんフッキング!
大した手応えは無い様だが、魚はついてるみたいだ。
若干首を傾げながらリールを巻く山ちゃんの前に現れたのはレオパードキャットフィッシュだった!

(ローレンスはタイガーレオパードって言ってたけど、虎か豹かどっちやねん笑)

(体長の割にひげがとても立派だ!)
また新魚種が見れて喜ぶ僕達。
美味しいらしいけどこいつはリリースした。
仕掛けを入れなおそうと、僕の仕掛けも回収しようとするとえらく糸が弛んでいたので、そっと聞いてみると何かついてた笑
手前に寄ってから急に暴れだしたそいつはバルバードキャットフィッシュ!(って言うらしい)

(ローレンスに聞いた名前忘れて僕らはずっと「キシメン」って呼んでた。えっ?ひげがそう見えない?)

(「ピライーバの好物だ!」とか言って即餌にされてたけどこいつでは何も釣れんかったはず・・・すまんキシメン)
なんか山ちゃん曰く日本の熱帯魚界隈ではそこそこ人気らしい。
そしてこれくらいのサイズは中々見ないらしい。
さすが南米の自然。
残念ながら餌になってしまったこのナマズを再投入し、またルアーを投げる。
だんだん見慣れてしまったピーコックが遊んでくれる。

(こんなに綺麗なのに何でもっと写真撮らなかったのか)
このポイントでそれ以上の釣果は無く、時間だけがダラダラ過ぎていく事に少しだけ焦りを感じていた。
たぶんガイド的にナマズ釣りは休めるし楽だから率先してやりたいように感じる笑
結局この日の釣りで明確に記憶があるのはここまで、それからは大したサプライズも無いまま1日が終わる。

(景色の写真とかをいつも取り忘れるのが僕の悪い癖だ)
最後のポイントでもナマズタックルは静かなままで、静かに夕日が沈んでいった。
不完全燃焼気味な僕らは、ロッジまでの帰り道、ロッジ前のカイマン(ワニ)を仕留めて今日のノルマを達成しようと謎の約束を交わした。
ロッジに到着するなりワニ釣りの準備に取り掛かる。
餌は釣った魚の残り、仕掛けは山ちゃんの持参したロープ+ロッジのテントの紐だ。
ロッジのオーナーが紐使って良いと許可してくれたのだ。
ロープにワイヤー仕掛けを組み、魚を付け水際ギリギリに置く。
ワニに警戒されないように、いくつかまき餌も置いておく。
太い丸太にロープを括り付け、後は遠巻きに見物するだけの簡単なお仕事だ。
ガイドやロッジの人間が面白がって見に来る。
どうやら多くの釣り人が同じ事を考えるらしく、彼らにとっては日常の風景なんだろう。
たぶんワニ達にとっても船が帰った直後は餌にありつける絶好の機会なんだと思う。
この日は殆ど警戒を見せる事無くすんなり近づいてくれた。
僕らにははっきり見えないんだけど、暗闇の先のワニの動きをガイドたちが見ていた。
「食ったよ」
半笑いで僕達に伝えるや否や浜に向かって駆け出す山ちゃんと僕。
ロープを手に取り思いっきり引っ張った瞬間、僕らはただ振り回された。
爆笑する現地民と焦る日本人笑
結局この一匹はデカすぎて、ロープをかける前にワイヤーをぶち切り、去っていった。
3mとか超えるともうヤバいね、ヤバいしか出てこない笑
もう少し小振りなの狙おう・・・ともう一度チャレンジするとまた食った。
頭を見た時、さっきよりもだいぶ小さいから余裕!
とか思ってたんだけど、たださっきのがデカすぎただけだったみたい。

(大人4、5人で引っ張っても中々上がらん)

(話きくとこの子ら釣られ慣れてるらしい、ほんとかよ)
この後口をロープで縛るのにかなり手こずり、山ちゃんが先に記念撮影。
そして僕もと思った時に急にワニが鼻血を噴出した・・・。
一気にテンションが下がり、これもしかして死んだんじゃ?
とか思ってるがガイドは冷静で、もう終わるんやったらロープ切りなと一言。
ロープ切るとめちゃくちゃ普通に帰ったワニ、え?
さっきの鼻血なんやってん!と思うも、とりあえず自分より大きい生き物を殺す罪悪感を抱かずに済んだ。

(完全に恐竜)
そして僕たちは誓った。
二度とこんなデカいワニに手は出さんと。(必要以上に体力を奪われるし、シンプルに大変)
すっかり冷めてしまった夕食を頬張りながら、ふと疑問が浮かぶ。
今日今頃にはとっくに帰ってる予定のピラルク先発組が全く帰ってくる気配が無いのだ。
状況がかなり渋くて釣れてないのか?
それかもしかして1匹じゃ飽き足らず、サイズアップ狙って帰って来ないなんて事・・・無いよね?
もし後者だとしたら終わってる。
日本出国前にエクストリームツアーズ代表片山さんより「ピラルクは基本1匹釣ったら交代」と言った旨の話が聞かされていたはずだからだ。
まぁ悪く考え出したらキリがない。
どうせすぐにどっちだったかわかるのだから。
僕の中ではピラルクキャンプの楽しみよりも不安の方が勝っていたように思う。
さぁ、明日からの日々を全力で楽しむ事が出来るだろうか?
釣り3日目に続く