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2019/05/24 16:31

釣り方がハマれば引くぐらい入れ食うターポン。
外せば地獄。
ついに雨が降り出した!!
川に行きたくてうずうずしていたが、まだまだ早い。
干からびていた堰に水が溢れ出し、激流が生まれるまで待たないとどうにもならない。
だから散歩がてらまたストランド(海水浴場)の様子を見に行く。
ここ数日中々の雨が降り、海には少し濁りが入っていた。
僕の経験上、オーストラリアの海は濁りが入るとあまり良くなくなる事が多いんだけど、これくらいならまだセーフでしょ。
とりあえずまだ真っ暗な時間帯、常夜灯周りに何か居ないかとぶらぶら見て回ると明暗の境目に大きめの影!
紛れも無くバラマンディだった。
凡そ80㎝程、岸に近すぎてアプローチできるか微妙だったが、大岩に姿を隠しながら沖にミノーを投げる。
ゆっくりリトリーブ、そしてそいつの居る明暗付近で軽くトゥイッチ、もうルアーは回収間近だ・・・
「ボゴンッッ‼‼‼ズババババッ‼‼」
そいつは狂ったように身を翻しバイト!
そして至近距離、強烈なエラ洗いでルアーを吹っ飛ばされた。
あまりに近くて、あまりに一瞬の出来事。
笑うしかなかった。
ルアーを回収すると、どんな力が加わったのかサイレントアサシン99Fのエイト管は曲がり、AR-Cシステムは内側から破壊され、浸水していた笑
バケモンかよ。
そのバラはこの日居なくなったが、今後同じ場所に居つくこいつに何度も挑み続け、ちょうど2か月後の4月26日に仕留める事となる。
それはまたの機会に書く事にしよう。
徐々に空が薄明るくなり始め、またいつもの様にメタルバイブを投げたが不思議と何も当たらない。
僕は気分転換に、フィッシングマックスオリジナルのやっすいバイブレーションにチェンジした。
まぁ釣れんだろ、帰って仕事の準備でもするかと。
その一投目。
「ゴンッ‼ジジィイ~バッシャーン‼‼しーん・・・」
え、何?
適当に巻いてたバイブレーションに強烈なバイト、そして特大ムーンサルトジャンプを決めてフックオフしていく魚。
なんかよくわからんが楽しいのが居るぞと。
また同じコースに投げる。
そしてまた同じバレ方をする笑
でも今度は見えた、ターポンだ‼
中々良いサイズ、あと1時間やってみよう!
だけどその後ターポンは食わず、フィッシングマックスバイブは音もなく何者かにラインを噛まれてご臨終した。

あぁ・・・なんて清々しい朝なんだ。
久々に掛けた魚を全部バラシ、丸坊主の朝だったが、明日朝のやるべき事が見え気持ちは高ぶった。
仕事をマックススピードで終わらせた僕は帰宅後またタックルの準備に勤しむ。
リーダーを組みなおし、ルアーチョイスを少し変えてみる。
バイブレーションの様な重量のあるルアーはバレる率が上がるので、効くかどうかわからない軽めの小さいルアーも忍ばせる。
そして仮眠も程々に、午前3時頃から出撃。
また暫くは竿を振らずに、常夜灯付近を見て回る。
すると驚きの光景が広がる。
昨日は何も無かった海水浴場のサメ除けネットの際でターポンが群れでボイルしまくっていた!
昨日はあの居着きのバラもターポンも小さいニシンだかイワシだかを食いまくっていたが、今日は1㎝位のエビに群がっていた。
一応バイブレーションを投げてみるが無反応。
だったらと、たまたま忍ばせたブリーデン・ミニマル50をネット際に投げ、表層をゆーっくりリトリーブ。
そしてテンションフォールを入れるとコレがもうドハマりした‼
ターポン達が狂った様にルアーに襲い掛かる。
しかし最初の2バイトで、純正フックはかわいそうな位無茶苦茶に伸ばされ死亡。
そして強度を上げる為、サイズアップしたシングルフックに変えると完璧にフッキング!
だが2連続でラインブレイク・・・。
このターポンと言う魚、尖った歯は無いんだが口がとても硬く、おまけにザラザラのやすり状の歯がビッシリ並んでいる。
その上青物級のスピードで走る後のこちらが追い付かないスピードで繰り広げられるスーパーエラ洗いで、そこそこ太い糸であっても簡単に切られてしまう・・・。
掛けてからが本当に手ごわいが、最高に楽しい。
僕は夢中になってキャストを続けた。
そして何度も何度もばらした挙句、やっと一本上げる事が出来た!

ここのターポンは55㎝~60㎝程、だけどサイズ以上に本当に引く。
素晴らしいゲームフィッシュだと思う。
そしてネット際の反応が無くなり、空が白み始めてきたので居着きのバラが居たポイントへ。
バラは居なかったがここもターポンが沸いてたので同じ攻めをすると入れ食う!
だがここはつるつるの大岩の上での釣り、オマケにど満潮間近でランディングしようにも波にさらわれそうになる笑
以前目の前で大きなウミガメが巨大なサメに襲われる光景を見てるので絶対落ちたくはない。
また何度もばらした挙句、フックサイズをかなり上げたラパラ・CD1で一本ゲット!

異常にパワフルな魚だった。

今日のヒットルアーはこんな感じ。
ミニマル、マジでターポンの餌だけど丸のみにされるのと、フックサイズを大幅変更できないのが辛い。

日が昇るとうその様に何も無くなった。
オーストラリアの朝は、いつも違う色で楽しいんだ。
また次の日も飽きもせずターポンを狙いに行く。
天気は海の釣りでは生憎の土砂降りだったが最早気にならない。
昨日よりもランディング率上げるぞ!と意気込んだが、状況は一変していた。
ターポンがほぼ居ないのだ・・・。
せっかくリーダーの強度も上げてきたのに。
それでもねちっこくやってると一本掛かる!
だけどスーパージャンプでバレる。
今日はダメだね。
何か違う魚釣ろうと、ミニマルを65に上げてボトムをちょんちょんやってみる。
「ゴンッ‼」
きた!なんかターポンらしくない引きだけどなんか来たよ!
タックルは余裕だったけど、アイの小ささ故スプリットリングの大きさを上げれないミニマルを心配してかなり慎重にやり取りして上がったのはバラマンディだった‼

案の定スプリットリングはほぼ伸び切っていたけど何とか耐えた!
あの居着きのじゃないけど、サーフのバラは初めてだったので本当に嬉しかった‼

レインウェアが最早意味が無い位雨に打たれてたけど熱くなれる一本だった。
その後また反応は途絶え、もう帰ろうかなと思っていると、なんか中型魚の群れが波打ち際の砂を巻き上げながら猛進している!
とりあえず何かわからなかったけどミニマルやワームを投げるも一切反応せず・・・。
何度も同じルートを回ってくるそいつらをじっくり観察していると正体がわかった。
コガネシマアジだ!
彼ら、魚よりも甲殻類が好きらしくいつも食わせに苦労する笑
でもコレだけ群れ居るならどれかが食うだろうと。
食わない時最後の手段にやる群れを大スプークさせるやり方。
まぁ単純な事だけど、群れの進行方向少し沖にファーストムービングルアーを投入。
群れの先頭が過ぎる直後ルアーを群れに直撃、そしてウルトラ鬼ジャーク‼
コレ外すとあと一切食わなくなる強引なやり方だけど、スレ掛かりとかほぼ無しでどれかが口を使う。
って事で何とか口使わしゲット。
因みにコガネシマアジ、確実に同サイズのGTより引くと思う。

この時上げたのは58㎝、昔何かに食われたのか?なんか背中が歪な個体だったけど、サメ除けネットに突進していって本当にひやひやするやり取りだった。

その後リリースサイズのメッキ上げて終了。
コガネシマアジは美味しいので珍しくキープして食べる事にした。
因みにこの魚、〆ると一気に体が黄金色に染まる。
生きている時よりもコガネシマアジになるのだ。

この日のルアーチョイス。
ターポン居なけりゃミニマル50は役立たずだった笑
毎日釣りに出かけても、毎日少しずつ魚や釣り方が変わっていく。
日本に帰国して全然釣りに行かない生活に戻ったけど、やっぱり上達するには通わないといけないよね。
さて中々良い釣りが出来た。
そろそろ川の状況も良くなっているんじゃないかな?
増水して水草が流れている事を期待し、僕はまた淡水へと自転車を走らせた。