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2019/05/23 16:13

傷一つ無いゴールデンバラマンディ
続けましょう。
オーストラリアに渡り、この2月に入ってすぐまでは正直淡水域の釣りを半分諦めていた。
とは言え雨季が始まればこっちのもの、と気楽に構えては居たんだが・・・。
とにかく雨は降らなかった。
僕の記憶だと、以前この街に居た9年前は12月半ばから2月まで毎日のように大雨が続き、それはそれは生活はし難かったが今頃バラマンディの爆食い期の幕開けとなるはずだったんだが・・・。
すでに2月も半ばに差し掛かろうとしている。
ヤバ過ぎないこれ?
ちょうどブラジル人達ともめて海での釣りに嫌気がさしていた僕は何とか淡水のバラを仕留めようと自転車を走らせ回った。
はっきり言ってルアーの釣りはあまり期待できなかった。
何故かって、ルアーをまともに引けるレベルじゃないくらい水草が多い茂っていたから。
だから、一旦やった事なかったけど小魚で泳がせ釣りをトライしてみる事に。
これが中々ハードだった。
何がって餌の調達がね笑
何故かポイントとなる場所では餌が釣れず、そこから5㎞程上流へ釣りに行き、バケツに生かしてまた自転車でフラフラになりながらポイントまで下る。
マジで何往復したか笑
馬鹿みたいに効率の悪い釣りだったよ。
メインの餌となる魚はこいつ。

Banded Grunter(バンデッドグランター)って魚。
なんか小さいチヌみたいで、サイズの割に良い引きで楽しいんだけど、こっちとしてはもう引きとか良いから早く数確保させてくれ!
常に思ってたよね。
ルアーにも反応は良いんだけど、夜だとあんまりで、だからその辺に居るエビとかで釣る。
アタリは頻発するけど餌とるのが上手で、フッキングしてもばれたりで・・・4時間やって7匹確保とかそれくらいのレベル。
こいつを狙ってる時に別の魚一応混ざるには混ざる。

例えばこいつMouth Almighty(マウスオルマイティ)
ブラックバスの子供みたいでかっこいいけど、餌には全く使えない。
掛かってからも、上げてからもほぼ動かないんだ。
もちろん太いリーダー、でかい針につけて泳ぐ気もしないので即リリース。
因みにリリースしても生きてるのか死んでるのかよくわからんやる気ない感じで帰ってく・・・笑

そしてこいつ、名前はわからないけどシクリッドの仲間だろう。
ティラピアより綺麗で好きだけど、餌には強すぎるんだよね・・・すぐウィードに潜って出てこなくなるので使えない。
と言う訳で、とにかく狙った餌を確保するのに一苦労なのだ。
この時まだ自転車しかなかったから、中くらいのバケツに窮屈にならない程度(7匹が限界)に魚を確保し、水を満タンにして片手で漕ぎ戻る。
ポイントに戻る頃には良い時間もだいぶ過ぎてしまっていて、何より僕自身が汗だく虫の息なので集中力もくそもないんだが・・・。
でも急いでタックルを組み立て、仕掛けを作っていると俄然やる気が出てくる!
発泡スチロールで出来た雑なウキに、ケミホタルをねじ込み、ウィードとウィードの間にあいた穴にキャストしてひたすら待つ。
何も反応も出ない日があったり、せっかく掛けたのにバラしてしまったりが続いたんだけど、ある日の夜中ついに手にしたんだ。
一瞬で消し込むウキ、そして反射的に全身で合わせを入れる自分。
久々にこいつと繋がれた気がして嬉しかったよな。

バラマンディも色んな色味の魚体があるんだけど、こいつは本当にきれいなゴールデンバラだった。
65cmやそこらの魚だったけど、僕は膝を震わせて喜びを噛み締めた。
この日から更に大型を狙おうと、毎日のように仕事終わりに川へ走った。

何かにとりつかれたかの様に、ひたすらアタリのない時間もウキを見つめ続けた。
結局餌釣りで釣れたバラは後にも先にもこの一本だけ。
アタリは何度かあった、メーターオーバーも食った。
だけどこの時の自分では対処しきれず、急なエラアライの反動で80℔ラインは髪の毛の様に呆気なく切れた。


50℔に始まり、150℔までやったけど、餌の小ささに対して150じゃ違和感が出て・・・だけど150でも口の中に糸が入ると呆気なく切れるもどかしさ。
ある意味日本のアカメ釣りはでかいボラとか使うからリーダーの太さあまり気にする必要なくて良いなって思った。
悔しかったけど、やっぱり淡水攻略こそが自分の目的を果たす最短ルートだと確信した。
淡水での釣りがうまくいなかい日や、潮回りが良い時は汽水域中心に走り回った。
もう何度も通ったポイントでは安定して何かしらがポツポツ釣れる。

例えば小型のレディーフィッシュ。

それからメッキ達。
大体メタルバイブで何でも出来たよね笑
でも正直このポイントではもうあまり大きな釣果は望めないと思ったから、また別の場所を開拓しに行く。
タウンズビルに住む人なら誰もが来るであろうStrand(ストランド)ってとこ。
まぁ普通の海水浴場だ。
道は綺麗に整備されてて、人通りも多く平和な場所。
でも釣り人も多少は居たから試しに行ってみた。

すこぶるランディングがし難いエリアだったけど、まぁ釣れるには釣れたよ。
ボトムとれば小型中心だけどハタ類が遊んでくれたり。

群れが回ればサゴシとか・・・。
因みにこのサゴシはキープしようと思ったのに置いてたらカモメに持っていかれた笑

あとはもはやどこにでも居るサイズのメッキがポツポツ。

んでたまに少しナイスサイズのハタとかね。
取り立てて良い釣果ってのは出なかったんだけど、毎日少しづつ変わる感じがして楽しかったよ。
でさ・・・2月23日だったかな。
ついに纏まった雷雨があったんだ!
この日も僕はこのポイントで釣りをしてた。

徐々に近づく雷、竿を握る手に度々静電気が走るのにビクビクしながら少し良いサイズのメッキを上げた。
雨が酷過ぎて、周りに人は居なくなってた。
だけど僕はこの恵の雨を喜ばずにはいられなかった!
もう少し、あと少しできっとあいつに出会える!
このまま雨が続く事を祈りながら次の釣りの計画を立てにかかった。
おまけ。
この頃僕が多用していたルアーを少しご紹介。

まずはディープダイビングミノー等
主にハタ狙いで使うものだけど、このあたりのルアーは根が異常に荒くても中々ガッツリは引っかからないので重宝する。
見てわかるように最新のルアーとかいらない。
昔から定番で存在するルアー、中古屋で数百円で買えるルアー、それが本当に実戦で使えるもの。

そんで僕の釣りでしょっちゅう出てくるメタルバイブ。
ほんとに困った時のメタルバイブ様ですよ。
日本でシーバスはあまり釣れない僕だけど、オーストラリアでは完全にマスターオブメタルバイブだったよね。
因みに色々持ってるけど、正直イマカツのソルティーソニックだけあったらいいです。
ちょっと難ありなとこもあるけど、ほんとに使えるルアーですよ。