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2019/04/12 16:56

僕は出国前に免停を食らっていたので、3月に入るまで(免停期間終わり)車の購入はお預けとなっていた。
ちょうど年明けにはバイトも決まって釣り以外の事が忙しくなってきていたので、自転車での限られた移動と時間の中で出来る事を必死で考え走り回った。
と言う事で、1月。
全体的にそんな大層な結果が生まれたわけでもないので、少しまとめ気味で、写真多めでお送りしよう。
そう、僕がオーストラリアで覚醒するのは2月に入ってからなのだ笑
島から帰って、それからブリスベンに友人に会いに行ったりで充実した年末年始を送った僕は、またタウンズビルに戻る。
何としても第一目標とする巨大バラマンディを求めて自転車を漕ぐ日々が始まった。
しかし、自分の期待とは裏腹に、中々手掛かりがつかめないままボウズを食らう日が続いた。

海水バラを探しても、メッキにすらフラれたり。

淡水でフロッグを投げて、バラが飛び出してもフッキングする気配すらなく・・・。
そう、タックルの写真をSNSに上げる人は大体ボウズな様に、僕もそれに成り下がっていた。
いくら良いタックル持ってても、飾りじゃ意味が無い。
因みにオーストラリアでは型落ちのステラとアンタレス(どちらもシマノの最高級機種)を使い、ハンドルまでカスタムしていた僕。
帰国してからは2000円~1万円台で収まるリールばかり使っている。
それで十分だと思ったからである。
いや、この話いる?
要は大事なのは道具じゃなくて気持ちなのだ。
と言う事にしといてくれ。
でもとにかく魚に触りたかった僕は、小さくても良いから釣れそうなポイントへ回った。
そこは塩水池から繋がる小さなマングローブ地帯。
正直好きなポイントではない。
車が横をバンバン通り過ぎるし、何せ臭い笑
そしてヤバい時はチ〇コの辺りまで急に泥にはまり、死にかける。
しかもワニが居るらしいポイントなのだ。
そこまでしてやる場所じゃないのはわかっていたが、僕は飢えていた。
ライトタックルで、極力早めにここから脱出したかった僕は、シュガーミノー95Fのショートビルを選ぶ。
ただただ食わせの釣り。
そして二投目、呆気なく釣れた笑


たぶん50㎝も無いようなバラ。
だけどやっぱり中々良いファイトを見せてくれる。
久々のバラマンディ、と言うか久々の魚に満足し、この日は早めに切り上げバイトに出かけた。
この一匹で少しヒントが得られた。
ちょっと暫くは小場所の開拓に賭けてみよう。
グーグルマップで周辺の地形を確認し、目ぼしい場所、潮の干満で流れが生じそうな場所を探し、毎朝自転車を漕いだ。
中古で買った自転車は1週間でチェーンが切れて死亡。
そして次に買った自転車は、翌日右のブレーキが壊れた。
色々回って見つけたポイントは、これまた道路脇の車の行き来が激しいところ。
でも大潮の上げのタイミングで激流になる事が分かった!

これはかなり期待が持てそうだ‼
その日は反転流をメタルバイブのリフトアンドフォールで攻めると面白いくらい反応が得られ、主にバラクーダが遊んでくれた。

周りにも釣り人が居たが、誰も釣れていない、きっとこの釣りがアタリなんだろう。
そして次の日も暗いうちから出撃したが、リフトアンドフォールでは一切当たらなくなった。
と言うかまずめのタイミングで全然潮が上がってこず、ベタベタの激浅状態だったのでどうしたものかと・・・。
とりあえず100m程先を狙いたかったので、メタルマル28gで大遠投。
メタルマルは重くてもシャロー攻めれるからこういう時役に立つ。
そして程なくして微妙な反応と微妙な引きが・・・。
何や?なんか小物でも掛ったか?
とか思って適当に上げてビビった!笑

結構ナイスなマゴチじゃないか‼
因みに僕は59㎝までしか上げた事が無かったので、68㎝のこの魚が一応自己記録となる。
なんで狙ってない時釣れるんや。
そんなこんなしてると潮が上げだし、徐々に流れが強くなる。
そこで、流心を横切らせるようメタルバイブを高速巻きするとガツンと反応が!

またバラクーダ!
バラクーダはかっこいいしそこそこ引くから嫌いじゃない。

そしてその日は他にメッキを追加したところで時合いが終わり、またバイトへ向かった!
次の日もその次の日もポイントへ向かったが、日を追う毎に日の出と上げ潮のタイミングがずれ、釣れなくなていった。
いや釣れなくなったと言うか、バイトの時間に時合いが間に合わんくなっただけだが笑
それでもできるだけ変化を見る為毎日通ってはボウズを食らってたっけ。

オーストラリアの空はとても綺麗で、毎朝こんな景色を望めたのは凄くラッキーだったのかもしれないね。

釣れなくなった時でも、そのポイントは夜中トップ投げてたら3割くらいの確率でバラが遊んでくれた。
大型は中々いないけど、そんな事言ってられんくらい一匹一匹が貴重な時期だったんだ。
だって日が昇ったら・・・。

カニしか釣れない日も珍しく無かったもん。
ってかさ、メタルバイブ結構なスピードでアクションさせるのに結構な率で上がってくるカニってなんなん。
どんだけおるのよ・・・。
そんなこんなでうだうだ時間が過ぎて、バイトに疲れすぎていけない日も出てきたが、次の大潮のタイミングが回ってきた!
やっと俺のターン!
と言わんばかりに全力で自転車を漕いで、蚊の猛攻にもめげずに攻め続けた。
と、ある日の朝。
僕の操るメタルバイブに強烈なバイトがあった!
きつめに設定していたドラグは突破され、物凄い勢いでストラクチャーに走る魚。
冷や冷やしながら走る魚をいなし、やっとの事で足元まで寄ってきたのはマングローブジャック!
しかも55㎝くらいある控えめに言ってもかなりの大型だった!
だけど、ランディングの体制に入った瞬間「フッ・・・」と軽くなった。
掛かりが浅すぎたようで、フックが外れてしまった・・・。
これは本当に悔しくて、どうしようもなく悔しすぎて、釣り続行する気にもなれずに終了した。
個人的にマングローブジャックはバラマンディ狙ってて釣れるあんま引かない魚くらいにしか思ってなかった。
けど50超えたらとんでもないパワーだった。
翌日の朝がただただ待ち遠しかった。
翌日、真っ暗な内から場所取りをして、無駄にキャストはせずタイミングを待った。
今日は日の出と上げ潮のタイミングが完璧な日。
絶対釣れる。
確信があった。
そしていい流れが出だした所で水面でベイトたちが追われ始める。
昨日と同じコースを同じルアーで通すと一発だった。
「ガコンッ‼ギュンギュンギュン‼‼」
来た!ジャックだ!
慎重に、でもグイグイと寄せる。
今日は絶対獲るぜ!
幸い昨日の反省から、テールフックをアシストに変えていたのがガッチリ掛かっており、無事ランディング‼

昨日のよりも1回りも小さかった。
だけど真っ赤に燃えるそのボディに惚れ惚れとした。

なんてかっこいい魚だ。
満足した僕は、もう釣りを続ける事無く、朝まずめの内に退散した。
因みにこの時期使ってたルアーはこんな感じ。

メタルバイブが目立つね。
とりあえず海外でもどこでも、メタルバイブはあっても損はしないと思う。
色々まとめてみて、グダグダになったとこもあるけどまぁ1月はこんな感じだった。
まだ先の事が見えて無くて、釣りもブレブレで、しかもこのノッてきたタイミングで大好きだった恋人にフラれ。
色んな事がぐちゃぐちゃになりかけた時でもあった。
でもせっかく来たから、誰もがうらやむような楽しい旅にしてやろうってこの時思った。
いや、まぁ全ては彼女にフラれたショックで、それを忘れる為の行動だったんだけどね笑
くそどうでも良いけど、あの時フラれてなかったら、僕は別のとこで満足してしまっていたから、旅もそこそこの中身で終わっていたと思う。
何でもプラスにとらえなきゃ、たった一人孤独な海外ではやっていけない。
2月から、僕の釣りに向けての動きは更に加速する。
失う物など無くなった人間は無敵だと思った。
(何をカッコつけてもただ遠距離でフラれて悲しかっただけ笑)