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2019/03/28 17:57
さてまたオーストラリアの話の続きである。
前回海での五目釣りを楽しんだ僕は、すぐ近くに見えるマグネティックアイランドと言う島に渡る事を決意した。
家に戻り、昼前のフェリーが空いてたのですかさず予約を入れた。
自転車は無料で積み込めるのでとてもありがたい。
ワクワクしてあまり寝れなかったが、時間に十分余裕を持ってフェリー乗り場まで自転車を漕いだ。
初めての島だから、何を準備するべきかイマイチ分からず、ルアーと餌どちらも用意すると荷物がパンパンになった。
すでに肩がちぎれそうなくらい痛いのは気のせいだろうか。
出航30分前に到着すると、既に一人だけ滝のように汗をかいていた。
気味の悪いアジア人だ。
フェリーに乗り込むと、若いクルーが自転車の固定を手伝ってくれる。
彼も釣りをするらしく、なんか僕の持ってたフィッシュグリップに興味深々だった。(エバーグリーンEGグリップHD)
とても清々しい天気で、皆外でわいわい景色を楽しむが、僕はエアコンの効いた室内に引きこもる。

これから暫く野ざらしだと言うのに太陽の光なんぞ無駄に浴びたくない。
フェリーはたった20分やそこらで島に着く。
こんなに手軽なのに今までどうして来なかったんだろうか・・・。
基本的に魚以外の写真を撮る事に全くのセンスが無い僕も、まぁ一応それらしいのを撮る。

なんかよくわからんがテンション上がってきたぞ!
他の乗客たちは観光気分でまだワイワイウキウキしてるが、僕はスーパーでちょろっと餌だけ購入し、自転車に跨り走り出した!

目的とする場所はPicnic Bayと言う桟橋。
桟橋とか人の集まる足場の高い場所での釣りを嫌う僕だが、遠浅のサーフばかりのこの島で、少しでも沖に仕掛けを投入するならここが一番だとマップを見て思ったのだ。
目的地まで2㎞と言う看板を見て、「なんや近いやん。」と思ってたけど、あんなん2㎞以上あるぜ。
と言うか途中の心臓破りの坂のお陰で、最早帰りたくなった笑
皆僕の事をやたら持ち上げてくれるが、基本的にはただのひ弱な引きこもりだ。
誤解しないで頂きたい。
折角フェリーでサラサラになった体は、桟橋に到着する頃には再びベタベタに。
でもポイントに到着して、そんな事気にならない程ワクワクしてきた。
幸い観光客は沢山居るものの、入りたかった桟橋の先端に釣り人は居なかった。
急いで場所取りをする。
足元にビスケットの欠片を落とすと、橋脚からカラフルな魚達がチラホラ湧いてくる。
もう楽しい。
はやる気持ちを抑え、取り敢えずこの魚達を釣ろうとジグサビキを結び、そこにスーパーで買ったイカを細かく切って付ける。

これはウメイロモドキなんかな?
まぁわかってはいたが、入れ食いである。
しかもこいつら20㎝とか超えると結構引くから面白い!

ボトム狙えばこいつらが良く釣れた。
これも25㎝超えると一瞬サイズわからんくなるくらい良く引く!
小さいのはリリースし、良いサイズは後々の餌に保管していく。
暫く撮影も忘れて小物釣りに没頭した。
観光客や地元の人が散歩に来るたび僕に話しかけてくれる。
昔はムカつく事ばっかだったけど、優しい人たちもいっぱい居るんだなぁって思った。
まぁ、たぶんムカつく奴が多く寄ってくる時は自分にも何か問題があるんだろうけどね笑
なんの話や。
そしてあっという間に夕まずめ。
サビキの小物釣りも飽きた、って言うか反応薄くなってきたから、少し大きめの何かを狙おうと、シンプルなブッコミ仕掛けに切り替える。
先程釣った魚のお命頂戴させて頂き、切り身を投入。
後は只管待つ!
って言っても活性高い時間だから常に何かしらがつついてくるから置き竿なんてもっての外だ。
なんどかフエフキダイ系の魚に遊んで貰った後、「ぬ~~っ!」と持っていく妙なアタリが!
フッキングすると結構ドラグ出しながら引いてくれる!
十分楽しんで水面に姿を見せたのは・・・。

コバンザメやんけ‼
サメ好きな僕は、それにくっついてるこいつらを釣ってみたくて仕方なかったんだが、こんなに早く出会えるとは!

しかし変な魚だ。
って言うかこれが釣れるって事はもしかして近くに大型のサメとか居たりする・・・?
日没後のサメ釣りが楽しみで仕方なかった。
日が沈んでからは、徐々に桟橋に居た人達も帰っていき、静かな時間が始まった。
サメ釣りの仕掛けに魚を丸々1匹掛けて、ドラグを緩めて放置。
因みにこの時のタックルは、ロッド₋ラウラウ8.5GTB、リール₋ビッグシューターWM60、ラインPE6号、ワイヤー100lb。
今思えばロッド以外弱すぎてマジで話にならん笑
知らないって怖いよね。
中々アタリも出ないので、引き続き小~中型の魚を同時進行で狙っていく。

常夜灯周りルアー投げたらちっこいカマスとか。

あとこれすごい嬉しかった!
最初バラマンディやと思ってたけどなんか様子が違う。
どうやらアカメモドキって魚らしい!
なんか体に対して目がすげえデカかったよ。

あとはタマンぽい魚の子供とか、いろいろ遊んで貰った♪
「チリチリチリチリンッッ‼」
遊んでる内、突然サメ用ロッドに付けてた鈴がけたたましく鳴り響く!
小物ロッドを投げ捨て慌ててロッドを手に取りフッキング!
ドラグを限界に締めても関係なく糸が飛び出していく‼‼
サメに違いなかったけど、全く何も出来ないままラインブレイク・・・。
いや当たり前よね、よくそのタックルで獲ろうと思ったよね。
その後も2度そんな事が続き、ようやく自分の道具(リールとライン)がどうしようもなく力不足だと言う事に気付かされる。
どうやらこの島のサメのアベレージは生半可なタックルで対処出来るほど小さくないらしい。
逆に小さめのサメを狙おうと、餌を少し小さいのに付け替え投入した。
既に日付も変わった。
暫くアタリも遠のき、寝不足の僕は眠気がほぼピークに達し、竿を持ったまま横になりウトウトした。
真夏の桟橋、夜中になると訳の分からんタイミングででっかいゴキブリ達が騒ぐ時間があったんだけど、そんな事すらどうでも良いくらい眠かった。
意識が飛びそうになった瞬間、強烈なバイトと共にロッドが手から離れそうになる!
一瞬で目が覚めた僕は、久々の手応えに興奮した。
今までの小物とは違う手応え、何かしら中型魚だと確信。
そして水面に浮いたそいつを見て少しがっかりする。
「なんや、チヌやんけ・・・」
いやまぁ良いサイズなんだけど、日本でも釣れるからね。
とか余裕ぶっこきながら抜きあげて驚いた!
チヌちゃうやんけ‼‼

Javellin Fish(ホシミゾイサキ)もちろん初めてお目にかかる魚だ!
しかも後で調べたら結構いいサイズらしい。
沖縄県記録が54.8cmだってさ。
沖縄ではチヌとまとめてガクガクって呼ばれてる様だ。
そりゃ足もガクガク震えるわな。
うるせーよ笑
まぁとにかく、もうある程度満足しちゃった。
大きい魚も良いけど、小さい色んな魚釣るのが好きな僕は地元神戸じゃ見れない魚達と遊んで貰い、余裕でデジカメの画像を見返す。
とそんな時、暫く沈黙を貫いていたサメ仕掛けが遂に動き出す!
暫く食い込ませ、渾身のフッキングを入れると少し止まった。
これは獲れる奴だ‼
小さいのが掛かった方が嬉しいなんて普通あんまりないと思うけど、この時ばかりは有り難かった笑
沖で少し体力を使ってもらって、一気に桟橋まで寄せる!
小さくても流石はサメ、暴れ方が小魚のそれとは異質でスタミナが中々尽きない。
ライトに照らされた姿を見て、ギリギリ抜きあげれると判断した僕は、リーダーを手に巻き付け一気に上げた。
手が切れたがどうでもよかった。
「うおおぉおおぉぉぉっ‼かっこいいっ‼‼」
真夜中の誰も居ない桟橋で一人お祭り騒ぎだった。
幸いフックは飲み込まれていなかったので、針を外し写真を撮る。

何ザメか知らんがすっげぇ嬉しかった。
何枚か撮らせて貰い、リリース。
少し色々手こずってしまい、申し訳なかったが、元気に泳いでいったのを見て安心した。
いやぁ!もう満足だぜ‼
とか言うまでもなくその後は朝まずめも含め何も反応が出なかった笑
翌朝、7:30のフェリーを予約していたので虫の息でフェリー乗り場にたどり着く。
行きと違い、疲れ果てた後の重たい荷物と自転車は地獄でしかなかったが、まぁその分楽しんだ。

一旦さらばだマグネティックアイランド!
またその内来るぜ!
次の島釣行でもサメにコテンパンにやられるんだけど・・・それはまた追々書いていこう笑