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2019/02/28 16:27

久々に降り立ったタウンズビルはまだ雨季に入っておらず、カラッとした良い天気だった。


以前訪れた時は確か預けてた釣竿が一瞬行方不明になってパニックになったよな笑

大事なロッドは今は全て機内持ち込みのリュックに入れてるのでスムーズに受け取り、タクシー乗り場へ向かう。

タクシーのおっさんはすげえ胡散臭い位テンション高めで、最終謎に3ドル多めに請求されたんだけどまぁ良い笑

あの頃はムカつく事だらけだったこの街にも広い心で挑もうと決めたのだ。





今日から入居予定のシェアハウスに到着。

オーナーが今帰省中で別の住人に鍵預けてるからって事で少し不安ではあったが、家にはちゃんと人が居てスムーズに入居の手続きは完了した。

良さそうな人だなって思ってたこのおばちゃんは結局は仕事しない金貸せばばあだったんだが、まぁそんな事は今はどうでも良い。



前の住人の皮脂?で茶色く染まった刺激臭のする枕を部屋の隅に追いやり、まだ明るい内に眠りに着いた。

日が沈んでからの勝負に備えて長旅の疲れを出来るだけ取らなくては・・・。





午後9時頃だったか?目が覚めた僕はゆっくりタックルの準備を始める。

ロッドは一本、ルアーは10個程度に絞る。

夢が膨らみすぎて絶対要らんだろうって数のルアーを持ってきたので選択に困った笑








これでもまた一部だってんだからたちが悪い。

スーツケースほぼ釣り具しかなかったもんな笑

この中から9年前の事を思い出してトップウォータ―中心、そこにミノーとシャッド1つずつくらい入れたかな?

リビングでテレビ見てたおばさんに一言声掛けて家を後にした。





以前一番頻繁に通ったポイントから徒歩で行ける範囲で家を探していたので、10分程で辿り着く。


明るい時に撮ったけどこんなとこ。

はやる気持ちを抑えながら、当時一番実績のあったポッパー、メガバスのPop Maxを丁寧にドッグウォークさせた。

だけど何度良いところを通しても一切バイトは出ず、水面も不気味な程静まり返っていた。

夜はいつも決まってベイトで水面がざわついていたのに・・・この9年で何か変わったのかな?





有り難い事にあの頃よりもずっと蚊の数は少なかった。(と言っても日本の比じゃない位は居るけど)

だから気持ちは楽だったんだけど、それすらもこの反応の無さと関係があるんじゃないかって不安になった。

そうしてどんどん歩いて投げてる内に空が白み始める。

朝まずめ、大丈夫今からがチャンスだろう。





個人的に一番熱いと思っていたロックウォールまで戻り、再びストラクチャーを攻める。

ルアーチェンジもしながら、スイッシャー、ペンシル、ミノーと色々試すが反応が無いまま明るくなってしまった・・・。

まぁ、わかってはいたけどそんな甘くはないよな。

9年前よりもきっと釣りは上手になってるはずだからいけると思ってたけど実際は渋かった。

最後に、シャッドで岩回りをじっくり探ってから終わりにしようか。

初めて投入するルアー、ラッキークラフトのU.Sシャッドに付け替える。

試し投げでアクション見たけど、僕好みのハイフロート仕様で、ジャークを入れてもキレの良い飛び方をしてくれる。

岩にゴリゴリ当てながらアクションをつけ、スタックしそうになったら浮かす・・・を繰り返す。

何度目かのアプローチ、ルアーを浮かしている途中。


「ギュンッッ‼」



激しくラインが走り、緩めにセッティングしていたドラグから糸が飛び出す!

引きからして相手が何かはすぐにわかった。

久々のやり取りすぎて既にガクガク震える手足。

記念すべき最初の一本だ、ゆっくり確実にやろう。

ツルツルの岩場でランディングに手こずったが何とかフィッシュグリップをかませ、小さくガッツポーズ!



バラマンディ。

傷一つ見当たらない綺麗な魚だった。

そうだ、僕はまたこの魚に一目会いたくてここまで戻って来たんだ。

震える手でカメラをセッティングし、再開の喜びを噛みしめながらシャッターを切った。




このルビー色に輝く目、大きく盛り上がった背中、鎧の様に輝く大きな鱗、危険な位に尖った背鰭、団扇みたいに大きな尾びれ。

僕はこの魚の全てが好きで堪らないんだ。





写真を撮らせて貰った後は十分に鰓に酸素を送り込んでやってリリース。

力強くまた水中に消えていった。

やり取り中魚が吐いたベイトを回収したが、あまりの小ささに困惑した。



こんなん食ってたらそりゃトップで中々反応しない訳だ・・・。

この辺の魚はボラかダツを追ってる時が特に水面を意識する。

このヒイラギだかなんだか知らんが、これだからシャッドで反応したのかな?

なんて推理を立てようとするも、安心してどっと疲れと眠気に襲われ納竿とした。





こうして幸先良く目的の魚との再会を果たしたのだが、少しフィールドに違和感を感じたのは気のせいだったんだろうか・・・?


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