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2019/02/24 19:45
この日が釣り最終日、気合が入った。
この島の日の出は7時頃と遅いんだが、4時には起きて家を出た。
いや、ワクワクしていたんじゃない。
初日から居た同部屋の男性のイビキに遂に殺されそうになって飛び起きたのである。
あんなイビキは初めてだ。
内側から浸食されていく様な感覚。
精神パルスに著しく異常発生。
汚染区域が更に拡大していくのを感じた僕は、雨の中家を飛び出したのであった。
真っ暗な中、携帯のライトを頼りに磯に降りた。
まぁまぁの自殺行為だったが、イビキに殺されるよりマシだった。
まだ言うか笑
しかし爆風大雨で磯は荒れ放題であった。
天気予報は見てなかったが、後から聞く話ではこの日、波浪注意報が出ていたらしい。
バッシャバッシャに波は被るし、仕掛けがめちゃくちゃに波に揉まれどうしようもなかった。
釣れる釣れないの問題じゃない、これは死ねる。
だから磯は諦め、仕方なく漁港に移ったんだけど、これもどうしようもなく釣れなかった笑
ちゃんとしたフカセタックルでやっているおじさんは1匹良いサイズのイスズミを釣ったけど僕はダメだった。

足元ではカラフルな熱帯魚達が沢山泳いでいると言うのに、僕の仕掛けは80lbラインのまま・・・。
漁師さんがくれたカツオのアラには群がるけど、わざわざ僕の仕掛けには見向きもしない。
小魚達に嘲笑われているかの様だった。
その内雨と風が強烈に激しくなり、病み上がりの身に危険を感じる程だったので撤収した。
途中無駄な雨宿りをしたが、今思えばなんであのタイミングで雨宿りをしたのかもよくわからなかった。
もう既にシャワーを浴びた位に濡れていたのに笑
でもパンツまでぐっしょぐしょになって、宿に着いたら止んだ。
しかもこの島着いて初めてちゃんとした晴れ間が見えた笑
やってられんぜ全く・・・。
風呂に入り、最低限乾かさなきゃいけないものは干して、昼寝をした。
爆音イビキ太郎のお陰ですげぇ眠かったんだ。
目が覚めた頃にはすっかりいい天気になっていて、でももう釣りは良いやって事で与那国島を柄にもなく観光してみた。
バイクで走り馬や牛と戯れたり。


なんやしらんけど大河ドラマの石碑?撮ったり。
最西端で記念撮影したり・・・。

普段観光なんて殆どしない僕だけど、なんかとてもすがすがしく楽しんだ。
たまには釣りだけに縛られすぎず、こうして過ごすのも良いもんだな、なんて。
夕暮れ時までうろついてみた。
日本の一番西で撮った空がなんかとても綺麗だった。

宿に戻れば、この島が撮影場となったドラマ「Dr.コトー診療所」の原作を読み漁った。
肝心の診療所の写真撮って無いんだけどね笑
ドラマも見た事なく、今まで興味も無かったんだけど中々面白くて、皆が寝静まった後も読み続けたんだけど8巻まででギブだった。
また続きは読んでみようと思う。
こうして僕の今年初の旅は終わった。
あっという間に過ぎた4泊5日だった。
いろいろあったし、行く前はムカつく事も多かったんだけど、誰より楽しんだ自信がある笑
そう言う意味で、誘ってくれた人には本当に感謝している。
自分一人じゃ、与那国島はまだ当分行く事も無かっただろうから。
またもっといい時期になれば、更に面白い旅を見つけてみたいな。
お金も時間も今はあまり無いんだけど、僕は人生もっと楽しむ為に頑張ろうと思った。
