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2019/02/21 11:55

さて、少しオーストラリアの話から逸れてみましょう。

2019年初釣りは離島遠征となった。

目的地は与那国島、日本の最西端に位置する国境の島。

残念ながらこの地には僕が自ら決めて行く事になった訳では無かった。

年が明けてすぐだったか?モンスターキスの忘年会で出会った方とラインをしていて、与那国でカジキ狙うから一緒に行かないか?と誘いがあった。

ただもう人数は揃っていて、キャンセルが出たら僕がそこに入ると言う曖昧なものだった。

でもキャンセルは出そうだと。

まぁ僕も中々動き出すのが遅い人間なので、また釣りを始める良い機会になるかなと是非お願いした。

行くなら極力安く済ませたい僕は、チケットはその時点でおさえていた。

そのまま特に話が進展する事も無く時は過ぎた。

そして、新年会でも宿無かったら勝手にしますんでと伝えたにも関わらず「うまい事やっときますから」と言われたまま出発1週間前まで曖昧な答えのまま時は過ぎ、宿に自分の場所が確保されているのかすらも不明なまま、結局宿に僕の場所は無かった。

 

 

 

なんもうまい事出来てへんやないか!!!!

 

 

 

正直僕はキレていた。

他人を誘うならちゃんとせえよ‼

人の時間を何とも思ってない人間とはうまくやっていける気がしない。

僕が例えば人を何かに誘う時は、最低限時間は守るのでこの自分より年上の大人がやっている事が信じられなかった。

参加出来ないなら出来ないではっきり言うべきだと思うし、僕も参加出来ない事もある程度想定はしていたが酷すぎる。

その瞬間から僕はカジキを狙う事も、彼らと行動を共にする事も一切眼中から外し、一人与那国旅へとシフトしたのであった。

なぁに、行くからには絶対何があってもこの人達より全力で楽しんでやる。

逆にものすんごいワクワクしてきた瞬間でもあったのだ。

 

 

 

 

 

兎に角急遽予定がガラッと変わり、もはや何が釣りたいかもわからなくなっていた僕は、釣り具の準備にもイマイチ身が入らないまま詰めれるだけのものを詰めた。

まぁ結果、何でこんなもん持ってきたんや・・・って道具ばっかだったんだけど笑

与那国島に関しては事前に少し調べてみた。

漁港なんかでも良いのが釣れると情報があったが、僕はあまり人工物に囲まれた釣り場が好きではない(写真に残した時の背景が嫌い)ので、主に磯を開拓する事に決めた。

そして出発当日の215日。

午前4時半頃、風邪を引いているのにサンダル薄着で家を出て既に少し後悔した僕だったが、石垣島に到着する頃には気温も気持ちも高ぶり、あぁまた旅が始まったんだなと一人ニヤけた。

そこからプロペラ機に揺られ、定刻より少し遅れたが昼過ぎには与那国島に到着した。

 

 

 

 

 

小さな空港では迷う事無くゲストハウスのオーナーに出会う事ができ、世間話をしながら宿へと案内して頂く。

まずは足が必要だと判断した僕は、宿についてすぐにバイクのレンタルに走る。

4日間で宿と同じと言う金額に微妙な気持ちになったが、そこをケチるとロクな事にならないのでさっさと支払いを済ませ、これから暫くお世話になるピンクの愛車に挨拶する。

カブしか乗ったことないのでスクーターのエンジンのかけ方が分からんで焦ったのは内緒だ。

そして宿から歩いて10分かからない場所なのに、戻るのにバイクで30分かかったのは内緒だ。(携帯宿で充電してた)

島の方に道聞いたらすぐだった。

だせぇ。

時刻は午後2時半を回っていた。

明日からの本格的な釣りに向けて、竿を一本だけ担ぎ降りれる磯を探し求めにバイクを走らせた。

天気はあまり良くは無く、雨がパラつき鬱陶しかった。

中々の断崖絶壁の場所が多かったが、まず一か所目に比較的水面近くまで降りれる場所を見つけたので入ってみる。

与那国馬達がウロウロしているど真ん中をうんこを避けながら突き進む。

一歩足滑らせたら終わりって場所だったから焦らず行く。

何とか人一人分のスペースが確保できたので竿を組みながら海を見渡す。

この曇りなのになんて青い海なんだ・・・と見とれていると足元に大きなコバルトブルーの物体が動いているのが見えた。

よく見ると70㎝程はありそうなアオブダイ‼

かなりテンションが上がったが、すぐに姿が見えなくなってしまった・・・。

でも魚は居る。

最近購入したフィンチのカナリアC610Mに60gのブレードジグを結び、軽く沖のブレイク向けて投げてみる。

ボトムをとり、1シャクリ目。

 

 

 

「グンッ‼‼」

 

 

 

えっ!ウソやん一投目やで!

かなりビックリしながら巻く‼

中々良い引きをしてくれるが、しっかり曲がるのにパワーのあるロッドで素早く根を交わす‼

しかし「フッ・・・」暫くのやり取りの末フックオフ・・・。

回収すると針が伸びていた。

焦りすぎたか。

少し反省、だがこれはもしかして入れ食いなんじゃないのか?

期待に胸を躍らせキャストを続けたが、この日は後にも先にも反応はこれだけだった。

やはり時期もあってか甘くは無いようだ。

そしてこの磯、あまりにも足場が狭く、もしデカいの掛かった時一人じゃランディングが危険すぎると判断し、別のポイントを探した。

その後2~3箇所回り、夕暮れ時何とか出来そうなポイントを見つけた。

しかしなんだこのしんどさは・・・息切れと頭痛が半端じゃない。

オーストラリアで釣りをしてた時もっと過酷な事してたじゃないか。

もう鈍ってしまったのか?

自分で自分にイライラしながら、カバンから水を、そして一応風邪薬あったっけ?と探すと水も薬も無いのに何故か体温計だけ出てきた・・・。

熱を計ると38.4度、ちゃんと熱があった笑


そりゃしんどいわ、僕は一体何をしてるんだろう。

あまりの情けなさに一人笑いそうになりながらこの日は宿へと引き返した。

シャワーを浴びるべきでは無いのかもしれないが、潮でベタベタなのが気持ち悪く、浴びると更に熱は上がり咳も止まらなくなったのでご飯も食べず午後6時過ぎには固いベッドに横になった。

何故このタイミングで普段風邪ひかない自分がこうなるんだ笑

これ明日から動けるんかな・・・。

不安になりながらも只管くそ熱い中汗をかこうと毛布に包まって寝た。

同部屋の男性の殺人的に喧しいイビキにたまに起こされながらも、翌日9時過ぎまで只管寝た。



Part2へ続く・・・


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